茶室材料や北山杉、磨き丸太、銘木などの弊社の納材経歴をご紹介します。
桂離宮は元和元年(1615年)頃、八条宮智仁親王が桂川の畔に庵を建て、この茶屋は現在の古書院にかつての姿をとどめています。
これが桂離宮の始まりで、寛永18年(1641年)頃に宮家を継いだ智忠親王は古書院の一部を改築して中書院を増築し、更に寛文3年(1963年)の後水尾上皇の桂御幸のために、楽器の間や新御殿を増築しました。
現状の古書院、中書院、楽器の間、新御殿と雁行する書院群はこの時以来のもので、その後庭園内に松琴亭、月波楼、笑意軒など茶室群が建てられました。
桂離宮は明治20年代から30年代にかけて全面的に改修されましたが、昭和30年以降の桂川の改修に関連して地盤が緩み、書院群も再び修理が必要となったので、昭和51年4月から昭和57年年3月までいわゆる昭和の大修理が行われました。
弊社の前常務・吉村龍三もこの改修工事に安井杢工務店様の依頼で木材の代替品を探すことにお手伝いさせていただきました。特に、松琴亭の土庇の桁に長さ10Mのアベマキ皮付丸太を広島の山奥まで探しに行ったことは思い出深いものがあります。
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御幸門
松琴亭
松琴亭
松琴亭
笑意軒
笑意軒
腰掛待合